8/25(月)~9/5(金)
2025夏
全国タイピング大会
みんなで
参加してね
全国タイピング大会って?
全国約100万人のらっこたんユーザーを対象とした、タイピング大会です。2025年8月25日~9月5日
大会期間になったら、
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2 タイピングメニューの「全国タイピング大会」をクリック
3 学年をえらんで、スタート!
タイピングの速さと正確さで判定されます。くりかえし挑戦しよう。
各学年10位までにランクインすると表彰されます。
1位には、記念品も!
★この文章が1行づつのタイピング問題になっています
森の中で、ねこは今日も元気いっぱいに走り回っていました。
ねこは森の中をかけぬけて、いろんな宝ものを見つけるのが大好きです。
わあ、この木の実、まるで宝石みたい。
ほら、この葉っぱ、星のかたちしてる。
きれいな水たまりや、気持ちのいい木かげも、ぜんぶねこの宝もの。
でも、ねこは少しだけさびしい気持ちをかかえていました。
こんなにすてきな宝もの、だれかといっしょに見つけたいな。
そんなとき、ねこの目に、森のはずれで遊ぶねずみとくまの姿がうつりました。
二人は楽しそうに話しながら、小川で水をはねとばしています。
ねずみくん。くまくん。あのね。
ねこはどきどきしながら声をかけました。
けれど、ねずみはねこの声を聞いたとたん、あわてて一目散ににげてしまいました。
その場に立ちつくしたねこは、目のおくがじんわり熱くなりました。
ぼく、なにか悪いことしちゃったのかな。
泣きそうな顔で、そばにいたくまに聞きました。
くまはゆっくり首を横にふりました。
わからないけど、ねずみくんはいつも最初はこわがりなんだ。
そのうちきっと仲よくなれると思うよ。
その日から、ねこはねずみに何度も声をかけました。
でも、声をかけるたびに、ねずみはにげてしまいます。
待ってよ、ねずみくん。ぼくは話したいだけなんだ。
追いかけても、姿はすぐに木のかげに消えてしまう。
ねこの胸の中に、不安がどんどんふくらんでいきました。
もしかして、ぼくのことがきらいなのかな。
ねこはしょんぼりとうつむきました。
そんなねこに、くまが言いました。
ねこくん、あきらめちゃだめだよ。
ぼくもはじめはねずみくんとすぐに仲よくなれたわけじゃない。
お手紙を書いてやりとりして、少しずつ仲よくなったんだ。
ねこの目にまた元気の火がともりました。
ねこは大きな葉っぱをひろって、そこに字を書きました。
ねずみくんへ
ぼくはねずみくんをおいかけたりしないよ。
いっしょに宝ものを見つけたいんだ。
ねこより
葉っぱのお手紙をそっと置いておくと、次の日にはなくなっていました。
ねずみは、ねこの手紙を手にして、胸をドキドキさせていました。
ねこはぼくを食べようとしてるんじゃなくて、ほんとに遊びたいんだ。
けれど、ねずみの頭には不安もうかびます。
でも油断させようとしてるだけかもしれない。
迷ったねずみは、くまに相談しました。
くまくん。もしもだまされてたら、ぼくはどうすればいいのかな。
くまはにっこり笑いました。
ねこはそんなことしないよ。
ぼくは知ってる。ねこは本当に友だちになりたいだけなんだ。
ねずみは少し安心しましたが、それでも心のおくには不安がのこっていました。
ある日、ねこは森の中で、つやつや光る赤い木の実を見つけました。
わあ、きれい。これをねずみくんに見せたいな。
木の実をくわえたまま、ねこはくまに相談しました。
くまくん、どうしたらいいの。ぼく、ほんとうにねずみくんと仲よくなりたいんだ。
ねずみは、たまたま近くの木のかげにいて、その声を聞いてしまいました。
ほんとうに食べるつもりなんかなくて、友だちになりたかったんだ。
胸の中で固くなっていた不安が、すこしずつとけていきました。
ねずみはそっと木のかげから出て、ねこの前に立ちました。
ねこくんその木の実、すごくきれいだね。
ねこはびっくりして、目を丸くしました。
ねずみくん。やっと話してくれた。
ねずみははにかみながら言いました。
ごめんね。ぼく、ずっとこわがってたんだ。
でも、ほんとはいっしょに遊んでみたかったんだ。
ねこは笑顔になって木の実をわたしました。
じゃあ、これ、いっしょに食べようよ。
くまもやさしく笑いました。
やっと三人で遊べるね。
その日から三人はいっしょに森をかけまわりました。
きれいな木の実も、面白い葉っぱも、気持ちのいい木かげも。
三人で見つければ、どれもいままでよりもっとすてきな宝ものになりました。
もう、ねこは一人ぼっちではありません。
そしてねずみも、もうおびえる必要はありません。
森にあたらしい友だちの笑い声がひびきました。