2025/11/4(火)~2026/2/27(金)
タイピングスキル検定
情報活用能力検定mini
みんなで
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2025年11月4日~2026年2月27日
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3 先生からの指示があったら「タイピングスキル検定」か「情報リテラシー検定」をクリックして、ちょうせんしてみたい問題をやってみてね!
★この文章が1行づつのタイピング問題になっています
森の木の葉がすっかり落ちて、冷たい風がふきはじめたころ。
ねこと、りすと、たぬきは、そろそろ冬をこえるじゅんびをしようと話し合っていました。
冬はさむいから、あったかくすごしたいね。
そうだね。雪もふるし、食べものも少なくなるし。
三びきは、森の大きな木の下にあつまって、まじめな顔でうなずきました。
すると、ねこがピンとしっぽを立てて言いました。
ぼくがあったかいものを見つけてくるよ。
ねこは好奇心いっぱいで、なにかを見つけるのがだいすきです。
ねこは森の中をかけまわり、かごいっぱいに葉っぱをひろってきました。
見て見てこれでおふとんを作ればぬくぬくまちがいなし
でも、葉っぱには小さな穴がたくさんあいていました。
りすがそれを手にとって言いました。
うーん、これじゃ風がスースーと入ってきて、かえってさむいよ。
たぬきもくしゃみをしながら
こりゃ、ちょっと無理だなぁと笑いました。
しょんぼりしたねこを見て、りすは言いました。
だったら、木のうろの中に入ろうかな。
ここなら風もこないし、ひとりならあったかいよ。
でも、すぐに目をふせました。
そうしたら、ふたりといっしょにいられないんだね。
りすの声は小さくなりました。
さみしいのは、いやだな。
ねこが言うと、たぬきが元気に笑いました。
大丈夫おれが食べものをいっぱいあつめてくる。
たくさん食べれば寒くない。
そして、たぬきは森じゅうを歩きまわり、どんぐり、木の実、きのこを山ほどあつめてきました。
見てくれこれだけあれば冬のあいだパーティーだ
ねこは笑って、たぬきはほんとに食べることがすきだね。
りすも笑って、でも、食べものもたいせつだよね。
次の日、ねこは森のはずれの道で、人が落としたらしい赤いマフラーを見つけました。
これ、ふわふわであったかい
ねこはうれしそうにそれを首にまいて森へもどりました。
見て見てこれで冬なんてへっちゃらだよ
りすもたぬきも目をまるくして、わぁ、やわらかいとさわりました。
三びきでマフラーをまいてみると、からだがぽかぽかしてきました。
けれど、りすが小さな声で言いました。
でも、このマフラーを落とした人は、今ごろ寒い思いをしてるんじゃないかな?
その言葉に、ねこもたぬきもハッとしました。
そうだね。ぼくたちがぬくぬくしてるあいだに、あの人がふるえてたらかわいそうだ。
ねこはマフラーを見つめて考えこみました。
やがて三びきは顔を見合わせ、うなずきました。
かえしてこよう。
三びきはマフラーを人の家のまえにそっとおきました。
雪がちらちらとふってきました。
でも。これでぼくたちはまた寒くなっちゃうね。
りすが小さくつぶやきました。
そのとき、たぬきがニコッとして言いました。
大丈夫ぼくにはいいアイデアがあるんだ。
たぬきは大きなしっぽをぐるっと広げて言いました。
見てぼくのしっぽはふわふわであったかい。
これをブランケットみたいにして、三びきでくっつけばいいんだ
ねことりすはびっくりして言いました。
でも、それじゃあ、たぬきがさむいよ
たぬきはにこにこしながら首をふりました。
いいんだよ。ふたりがくっついてくれると、ぼくもあったかいんだ。
ねことりすは顔を見合わせ、そっとたぬきに寄りそいました。
三びきはたぬきのしっぽにくるまって、ぎゅっと体を寄せあいました。
ねこの毛はふわふわ、りすの手はぽかぽか、たぬきのしっぽはやさしく三びきをつつみこみました。
外は冷たい雪がふっていましたが、三びきのまわりは春みたいにあたたかく感じました。
ね、あったかいね。
うん。みんなでいっしょだと、もっとあったかいね。
森の夜風がやさしく木々のあいだをぬけていきました。
雪はしずかにふりつづけ、森の木の枝に白くつもっていきます。
たぬきのしっぽの中で、ねこは小さな声で言いました。
これからの冬も、ずっとこうしていようね。
りすもうなずき、たぬきも目をほそめました。
三びきの寝息がやさしく森にひびき、白い雪がその上にそっとつもっていきました。
森の冬は寒かったけれど、三びきの心はぽかぽかとあたたかく
静かな夜がゆっくりとすぎていきました。